euthanasiA

『火薬が充填されていれば、メディアが引金を引かなくても、いずれ別の要因が引金を引く。
だから、メディアを除去することは何の解決にもならない。
そればかりか、なぜ火薬が充填されたのかという真の問題を覆い隠す「気休め」に過ぎない』

ジョセフ・クラッパーの限定効果説の一部です。
こちらを参考に。

この引用にnico様よりご意見をいただきました。以下の通りです。


>『こんにちは。「限定効果説」に関する情報リンク、興味深く読みました。ありがとうございます。
とくに提唱者のJクラッパーによる「選択性メカニズム」と「対人ネットワーク」というパラメータの有効性について、ですが、この手のゲームの特性から言って、遊ぶ環境の「閉鎖性」を考えると、「対人ネットワーク」は、有効性が低いと、ぼくは考えました。
さらに、この記事でも言及されてます「充填された火薬・・」については、メディアが引き金を引いているという可能性を無視するものではありませんね。たとえ一時しのぎであっても、引き金を引くことを阻止することは、それなりに有効なのだと考えます。
もちろん、それですべて解決するとは、だれも思っていないのではないでしょうか。
この問題をもっと多角的に考えなければならないというご意見には、大賛成ですが、以上２点について、お考えを伺いたいと思いました』


ジョセフ・クラッパーの限定効果説を唱え始めたのは1960～70年頃です。
60年代と比べると現代の環境は激変しており、とくにインターネットの普及による対人関係のあり方が変貌しました。
その事を考えると確かに「対人ネットワーク」の有効性は疑問に思います。
屍の知識不足でした。「対人ネットワーク」についてはもう少し勉強しようと思います。
非常に参考になるご意見ありがとうございます。
今、この記事をご覧になっている皆様は「対人ネットワーク」についてどうお考えでしょうか？


「充填された火薬…」の引用については、nico様の「引き金を引くことを阻止することは、それなりに有効」という事には賛成です。厳密に言えばメディア規制による阻止に賛成ではありませんが。

屍は小説や映画が好きで、エロゲもたまに買います。
家庭用のゲームではできない表現、たとえば「レイプ」された過去をもつ少女の心の傷を癒す話や、
恋人同士が結ばれてｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ(自主規制ｗ)するのは自然の摂理だし、
狂気に悩む人をテーマにしたシナリオの重いゲームなどもあります。
これを家庭用ゲームで表現しようとすると、規制がうるさく、エロシーンを削除や誤魔化しを入れて家庭用に移植したら、作品の持ち味が台無しになった例をいくつか見てきました。無論そうでない作品も多数あります。
上記のようなサウンドノベルというジャンルがあり、屍はそれらを求めて購入しています。
ま～にえちぃだけのゲームもやりますが(笑)

以上のことを踏まえて実際にエロゲを購入している人間の立場からも「ゲームの危険性を調査」は歓迎ですし、「購入時には免許書の提示やコピーの提出を求めるなどの対策方法を義務付け」などもいいと思います。
サバイバルナイフや模造刀を購入する際は、同様のことをしている店もあるわけですから。

性犯罪者情報を一般公開も賛成、また刑そのものを重くしたり、保釈とか出所に関しての法改正はやってほしいです。
小林のバカの事件だって保護観察中だったにもかかわらず東京保護観察所が小林のバカの転居先を把握していなかった事実もありますし。

メディア規制することによって、前の記事でも言った犯罪発生の根本的問題をうやむやにしてしまう可能性と、更にメディアと犯罪の関係の原因究明をも封じたりする恐れがあると考えています。
ここがショセフ・クラッパーの『だから、メディアを除去することは何の解決にもならない』の意味だと屍は考えています。

屍としては「引き金」について
「メディアそのものを規制」による阻止より、
「メディアをとりまく環境」を法律などでコントロールや阻止すべきだと思っています。
エロゲ作るの駄目！ではなくエロゲ買うなら身分を明かせ！みたいに。


以上です。このような若輩者の意見に耳を傾けていただきありがとうございます。
ご意見・ご感想・反論・批判　ｶﾓ━━━━(Дﾟ(○=(ﾟ∀ﾟ)=○)Дﾟ)━━━━━ﾝ!!(最後だけ悪ノリ)


追記

「児童買春児童ポルノ禁止法」改正への要望書
こちらは擁護論の筆頭ですね。
逆に規制賛成の記事も読んでみたいのですが、中々いい記事が見つかりません。
どなたか賛成論の記事に関する情報がありましたら、提供お願いします。